かかると怖いインフルエンザの予防方法

毎年流行っては多くの人を困らせ、職場や学校を混乱に陥れるのがインフルエンザです。さまざまなウィルスによって起きる風邪とは異なり、インフルエンザウィルスに感染することで発症するこの病気は、症状も風邪とは似て非なるものとなっています。
一般的な風邪では、喉の痛みや止まらない鼻水、くしゃみ、咳といった症状が主で、あまり重症化することはありません。しかし、インフルエンザにかかると、風邪の症状に加えて38度、場合によっては40度にもなる高熱に、全身のだるさ、体の節々に感じる痛みなどの症状があらわれます。
また、日本国内だけでも毎年1万もの人が、インフルエンザで死亡していると見られており、決して軽く考えていい病気ではありません。
この非常に危険なインフルエンザの対処は、やはり感染しないようにしっかり予防することが重要になります。中でも効果的なのは、ワクチンの予防接種です。完璧とはいえないものの感染率を下げ、また万が一感染した場合でも重症化する確率が低くなるので、可能な範囲で行っておきたい予防方法といえます。
そして、睡眠時間をしっかり取って抵抗力を高めたり、人の多い場所を避けたりするのも、感染リスクを大きく下げることが可能です。
中でも有効なのが、帰宅時の手洗いうがいでしょう。日本でコロナウィルスが問題となった際、手洗いうがいが徹底されたためか、インフルエンザの患者数が6割も減ったという報告が上がっています。インフルエンザの予防には、基本的な手洗いとうがいが非常に有効なことを示しているといえるでしょう。